Sweet Chai’s blog

心筋梗塞で倒れてからの闘病体験記  -Life is still going on-

手術室へ

病院に着いてからも
朝起きた時の強く叩かれた感覚は全くなく、
手の痺れも酷くなるわけでもなく
呼吸も苦しくなく、横になっていたので倦怠感も感じず
心筋梗塞というのが腑に落ちずに
身内のほとんどが脳の病気に罹っていたので
絶対脳の病気のはずだと悶々としていました。

カテーテル検査前に
「多分弁膜症だと思いますので検査してみましょう」と言われ
太ももの動脈からカテーテルを入れて検査すると説明され
局所麻酔で検査開始。

良くも悪くも目の前で何が起きているのか
ボーッとしながらも見えてしまうし
お医者さまの会話が全て聞こえてしまう。

なかなか原因がわからず先生方が首を傾げてる様子もわかり
何かが身体の中を巡っているのも感じましたし
薬が身体に入るたびに感じたことのない熱のようなものが流れたのを覚えています。

突然「特発性冠動脈解離だ」
と大きな声でお医者さまが言われたのを鮮明に覚えています。

その後、まわりが騒めいて
手術室の窓越しに人が集まってきたのが見えて
私の病気は一体何??と
思ってしまうほど。

薬を投薬し、手術室も片付けモードの雰囲気になり
私もホッとしていたのですが
カテーテルを抜いた直後に
突然経験したことのない苦しさが襲ってきて
その時初めて心臓疾患だと自覚しました。

まだ身体に着いていた装置も反応したのか
お医者さま達も慌てはじめ
「もう一度腕からカテーテルを入れます」と言われ
再度右手からカテーテルを挿入し
ステントを入れたようです。

とにかく苦しかったのでその時のことはあまり記憶にありませんが
ステントが入ってすぐに苦しさがなくなった感覚は
忘れられません。

術後の説明で、長時間カテーテル検査をしていたことで
心臓に負担がかかって詰まってしまったのではということ。

やはり心筋梗塞だったことにショックを受け
とにかく命が助かったことに感謝し
これからどうなるのだろうという不安に襲われていました。

兎にも角にも長い1日でした。